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ETVをみた

灰谷健次郎の小説についての時間だった

私が小学生の時出会った作家
本を読んで、夢中になって、号泣したはじめての作家
今もずっと、こころ、というよりは細胞のどこか
ほんのわずかの所だけど絶対に消えないどこかに刻まれている言葉を
私にくれた作家のひとり
昨年他界した
訃報の日、私がはじめて読み語りの発表会をした日と重なった
なんともいえない偶然を知ったのは翌日のことだったけれど

「本は買って読め、家は借りて住め」
たしか、こんな文章が、とある小説にあった
家を買う為に本を借りるような淋しい奴にはなるなってこと・・
的な補足がついてた気がする
子供のくせに、私は妙に合点がいって
今も、どことなく、守っている節がある
だから、いまだにお金の使い方がとっちらかってて
ビンボーな日々なんだ。
めっきり阿呆だ

もちろん、本を借りる事だってあるし、家も欲しい
現実はそんなもの。
それでもその言葉の心根的なところは
自分が腐りそうになっている時にふとあらわれる

テレビ番組を見ていただけなのに
たくさんたくさんの思いや思い出がわぁーっと湧いて来た
近頃ではめずらしい現象を体感

灰谷健次郎の人となりに触れるにはあまりにも短すぎる時間だったけれど
お兄さんの自殺、という現実を抱え続けながら
やさしい目線を他者に向ける強さにほんの少しだけ触れる

番組の最後で流れた言葉
「心に傷を抱える人は、傷を持った人に寄り添う事ができる」

私は自分の傷を抱え続ける事が出来るだろうか
そして、傷を持つ人に寄り添う事が出来るような
そんな強さと優しさを持つことができるだろうか

いつか、出来る日が来るといいのだけれど

遠い遠い先の話だ
 


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2007年05月13日 23:38に投稿されたエントリーのページです。

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