4月に父が他界してから
もう随分時間が進んだなあ
・・・・
去年の初秋
舞台「優しい人たち」の小屋入り初日に
父の病気の再発の知らせを受け、
「今日は行けない」と非情なる言葉を返し
ぐらぐらし始めた自分の感情を
呑み込み
初冬
舞台「ループ・テープ」の稽古中
大きな手術を二度繰り返し
手術当日は付き添えたものの
「稽古だから」と
さらなる非情な言葉を残して
その場を立ち去り
今年に入り
初春
余命半年の宣告を
呑み込めず
なのに
舞台「どったんばったん写真館」の稽古で
「毎日は行けない」と
やっぱり非情なる言葉を届け
そのくせ
「人間は長く生きてりゃいいってもんじゃないの。楽しく仕事をしていて何の未練があるの」
というセリフが呑み込めず
一度憶えたセリフたちまで
すべて忘れてしまうという
自分の状態を
また呑み込めず
舞台を終え、
ようやく頻繁に
病室を訪れることが出来るようになり
父から
「仕事は何曜日が忙しい?」
と問われ
私は答え
見事
と、言ってしまっていいのかわからないけど
私のオフが続く日に
静かに息を引き取った
私は
静かに立ちあっていた
たくさんの
家族、親族とともに
すぐに
舞台「Once in a Lifetime」
の稽古が佳境に入り
劇中
家族が癌で他界するシーンに
心が引き裂かれそうになる自分を
呑み込んで
主観100%になりそうなのを
呑み込んで
客観視する割合を増やすことで
自分を奮い立たせて
この夏
舞台「コルチャック先生」のおかげで
「死」というものと
「生」というものの
様々な考え方と向き合う事が出来た
今日これから
父のところへ
手を合わせに行ってきます。
事情を知って
優しく黙って
時々近かったり遠かったりで
見続けてくれていた
芝居のおかげで繋がっているたくさんの人たち
ともだち
おとうと
母
事情を知らせずにいたけど
私が壊れかけて暴れているのを
にこにこして
見てくれていたひとたち
すべてに
ありがとうございました。
ようやく
ちゃんと
この場を借りて
お話できるようになりました。
そして
ひとつも穴をあけずに舞台に立たせてくれたのは
父、だったのかもしれない
と
ありがとう
と
手を合わせにいこう